花田:そもそも、花田祐気取り(ゆうきどり)というのは、風水の中のひとつって考えでいいのですか?
明石:そうですね。あくまで一つですね。風水というのは環境学なので、土地を見るのがもともとの風水ではあるんですけど、今の時代となっては、人が住むのにより良い環境を作る学問が風水だと思っていただければいいかと。
花田:では、その環境学の中の「祐気取り」というのは、どういうものなのですか?
明石:そうですね、例えば、良くないことがおこりました。それが住んでいる家や環境のせいだとした時に、その環境を変えたとしても、良くなるのに時間がかかるんです。そんな時に、自分からいい運気を取りに行くっていう意味あいが「祐気取り」になります。じっと待っているのではなく、自分が行動することで運気を良くしていこうという考えですね。私達(明石会)の「ゆうきどり」っていうのは、「有“気”」と書くんです。そこに有る“気”をとりにいって、自分達から意識して運気をあげる行動ができるというのが「有気(祐気)取り」だと考えています。
花田:なるほど、どうしても変えられない環境を改善するために、自分で行動をおこして運気を高めるってことですか。
明石:そうですね。だから誰でもできますしね!
花田:では、その「有気(祐気)取り」に行くなら温泉がいいといわれるのは何故ですか?
明石:大地から湧き出している温泉は、実はパワースポットなんですよ。
花田:えっ!?初めて聞きました!
明石:風水のベースには、「陰陽学」と「五行説」という、日本の伝統的な行事や文化の中にずっと根付いている考え方があるんですね。「陰陽学」は、陰と陽2つが合わさって1つになるという考えです。「五行説」は、世の中は五つの要素(木・火・土・金・水)でなりたっているという考えなのですが、大地から湧き出す温泉には、エネルギーの源であるこの「五行」の要素が全て入っているんです。つまり、エネルギーそもものが湧き出しているパワースポットなんですね。
花田:なるほど・・・
明石:風水というのは、気の流れを非常に大事にするので、「木」「火」「土」「金」「水」という五つの要素の気が体の中にも流れていると考えます。体の調子が悪くなったりだとか、運気が落ちていくって時は、その体の中を流れている気のバランスが崩れているのです。五行のバランスが整った「温泉」というパワーの源に入ることで、たりない部分を吸収することができるんです。
花田:温泉の中の五つの要素ってどんなものですか?
明石:温泉というのは「水」が「火」で温められていますよね。それに地下から湧いてくるので当然「土」の要素も含まれているし、鉱物も含まれています。鉱物が「金」ですね。そして葉っぱの養分なんかも土になる過程の中で入っているので、「木」の成分も温泉には混ざっています。「木火土金水」五行が全部、温泉の中に含まれているということですね。ですから、温泉に入ると、パワーアップできるのです。自分の体のバランスが崩れたら、温泉に行きましょう(笑)。大地からのパワーチャージで元気になって、運気も上がっていきますよ!
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