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2014.10/31

年に一度の食フェアで幻の高級魚を食す「平戸天然あら鍋まつり」到来

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あらと漁師

豊饒なる海に囲まれた平戸では、一年を通して旨い魚介類が味わえるというのは、周知の事実。特に、10月~12月に旬を迎えるアラ(クエ)と1月~4月までのヒラメは特筆もの。今回はその「あら」(クエ)を堪能できるイベントをご紹介しよう。

正式にはハタ科のクエのことを九州では「アラ」と呼ぶ。このアラ、トラフグと並ぶ高級魚ながら、フグに比べるとあまり一般的に食べられてはいない。というのも養殖が難しいため天然モノしか味わえないからだ。よって幻の高級魚とも呼ばれている。大きいものでは体長1メートル超、体重30キロ超という巨大魚も珍しくない。本来大きくなれば “大味”などと言われる場合もあるが、アラはその逆。大きいほうが皮と身の間のゼラチン質が増えるので、一般的には10キロ超えを希望する飲食店が多いのだとか。

旬と言われる10月中旬~12月いっぱいに捕れるアラがもっとも脂が乗って身の締まりもいい。刺身でももちろん美味しいのだが、火を入れて食する方が好評だ。特にしゃぶしゃぶやダシの効いた鍋で味わうことが主流である。プリップリとした食感とクセのないゼラチンは、一度味わったら病みつきになること請け合いだ。

そんな希少で絶品な高級魚が、期間限定で平戸市内の飲食店や旅館、12軒で味わえるというグルメフェアが開催される。未だ、アラ鍋未体験の方も、アラ鍋ファンの方々も、一年に一度のこのフェアで天然のアラを存分にご堪能いただきたい。

弘法大師の開湯伝説が残る宿。こだわりの料理と炊きたて棚田米は絶品

平戸では希少な自家源泉を持つ一軒宿「旅館 田の浦温泉」。開湯の歴史は古く約1200年以上も前に遡り、弘法大師が発見したとも言われているほど。

そんな歴史ある宿はこぢんまりとしているものの料理の定評はすこぶる高い。というのもオーナー料理長の山口氏は京都の料亭でしっかりと研鑽を積んだ料理人であり、とくにアラの処理に関しては、見た目でわかるほどに丁寧な仕込みが伺える。
旬のど真ん中の天然アラ(クエ)を温泉で味わうならココがオススメだ。

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あらづくし
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旅館 田ノ浦温泉
  • 【平戸天然あら鍋まつり】
  • ●期間:平成26年11月1日~12月30日
  • ●平戸市内の宿泊施設及び飲食店全12軒にて平戸産の天然あらの料理を提供
  • ●ホームページ:http://www.hirado-net.com/
長崎県・田の浦温泉「旅館 田の浦温泉」

【住所】長崎県平戸市大久保町201-125 【TEL】0950-22-2241
【HP】http://www.hirado-onsen.com/
【おすすめプラン】あら鍋・しゃぶコース(あらのヒレ酒付・2名様~)18,360円/1名~