温泉トリビア講座

2015.11/17

頭には濡れたタオルをのせるべし!ちゃんと意味があるのです

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頭の上にタオル・・・。
なんとも温泉らしい光景ですね。

 

タオルを浴槽につけないために、頭にのせているという方も多いのでは?
実はこの何気ない行動にも、ちゃんと活用法があるのです。

 

例えば、お風呂あがりの「立ちくらみ防止」。立ちくらみは、全身の血の巡りがよくなる分、頭の血流量が減る状態なので熱いお湯をしみこませたタオルで頭の血管を開きましょう。
逆に、「のぼせ防止」には冷たいタオルを!のぼせは、頭に血がのぼった“オーバーヒート状態”なので、冷たい水をしみこませたタオルを頭にのせるといいですよ。

 

実践的には、「内湯」と「夏の露天風呂」では冷たいタオルを(頭寒足熱)・・・。
冷たい外気と熱いお湯の温度差により血圧を急上昇させる「冬の露天風呂」では熱いタオルを・・・。

 

理由を知った上でタオルを活用すると、温泉入浴がより一層楽しめますよ。

  • 【入浴するときも、上がるときも、ゆっくりと】
  • ◯入浴時は、体への負担を軽くするため「足浴→半身浴→全身浴」の順でゆっくり入浴しましょう。
    ◯お風呂から上がるときは、水圧から解放され、体の表面や下半身側に血液が移動し脳貧血をおこしやすいので、入浴時の逆で「全身浴→半身浴→足浴→ゆっくり立ち上がる」という流れをつくりましょう。