あの花王が日本全国の温泉地の泉質を調査。その中で、炭酸含有量や源泉温度・湧出量などの要素を総合的に判断して「日本一の炭酸泉」に結論付けられた長湯温泉。その温泉は、シュワシュワっと無数の炭酸の気泡が肌にまとわりつき、毛穴から血管に溶け込むことで血流を促進し、サラサラの綺麗な血液へと変化させるというとっても健康的な泉質。しかもメタケイ酸も豊富に含まれているので、湯上がりもしっとりとした肌感覚に包まれる。確かにそんな稀有な泉質も魅力だが、こちらのオーナーは湯河原温泉の老舗高級旅館で研鑽を積んできた方だけあり、王道の懐石料理が真骨頂なのである。ただ単においしいというだけの料理ではなく、薬膳の考え方にも繋がる地元で獲れる旬にこだわった食材を使用。月に一度替わる献立は、常連の食通の膝を打つ逸品ばかりだ。「人をもてなす茶道の心を探求し、女将ともども小さくてもきらりと光る宝石のような宿を目指したい」と笑顔で語るオーナーシェフの伊東氏には、誠実な職人と気配りの行き届いたサービスマンの香りが漂う。

丸長旅館

長湯温泉

大分県竹田市直入町長湯温泉7995-2
TEL：0974-75-2010